- 秋冬採用は夏前(6〜7月)の準備が9割を決める──競合より早く動いた企業が内定承諾を勝ち取る
- 求人票の言葉をひとつ変えるだけで応募数は2〜4倍に改善できる──「具体的な未来イメージ」の記載が鍵
- 採用の失敗は「応募が来ない」だけでなく「内定辞退」「早期離職」にある──面接後のフォロー仕組み化が定着率を左右する
「夏前に動けば、秋冬採用は変わる」──セミナー開催の背景
2026年6月4日(木)午前9時30分、株式会社SOAが主催する採用戦略セミナーが開催されました。参加者は経営者・人事担当者を中心に30名。「秋冬採用を成功させるために、いま何をすべきか」というテーマのもと、90分の密度の濃い時間が展開されました。
近年、採用市場は売り手市場が慢性化しています。特に中小企業においては「求人を出しても応募が来ない」「せっかく採用しても3ヶ月で退職する」という声が後を絶ちません。本セミナーはそうした課題意識を持つ経営者・人事担当者のために設計されました。
セミナーの構成と進行タイムライン
当日は以下の流れで進行しました。
- 9:30〜 開会・講師紹介・アイスブレイク(参加者の現状ヒアリング)
- 9:45〜 第1部:秋冬採用を取り巻く市場環境と2026年の求人トレンド
- 10:15〜 第2部:求人票の言葉を変えると応募数はどう変わるか(事例紹介)
- 10:45〜 第3部:面接〜内定〜入社までの離脱を防ぐフロー設計
- 11:00〜 Q&Aセッション(30分)・個別相談案内・クロージング
第1部:秋冬採用市場の現状──「待ち」の姿勢は命取り
セミナー冒頭では、2026年の採用市場データをもとに現状分析が行われました。厚生労働省の調査によれば、有効求人倍率は依然として高水準を維持しており、特に製造・サービス・介護・建設分野では深刻な人手不足が続いています。
講師が強調したのは「秋冬採用は夏前の準備が9割を決める」という事実です。10月・11月に求人を公開しても、競合他社はすでに6〜7月から採用ブランディングを開始しています。求職者の目に最初に触れた企業が、内定承諾を勝ち取る確率は圧倒的に高い。つまり、いま動いている企業が秋冬採用を制するという構図が明確になっています。
第2部:求人票の「言葉」が応募数を2〜4倍に変える
参加者から最も反応が大きかったパートが、この求人票の改善事例でした。
よくある求人票の失敗パターンとして、次の3点が挙げられました。
- 業務内容が抽象的すぎる──「各種事務業務」「営業補助」など、入社後のイメージが湧かない表現
- 自社の強みを書いていない──給与・休日などスペックのみで、なぜここで働くべきかが伝わらない
- 求める人物像が漠然としている──「明るい方」「やる気のある方」など、誰でも当てはまる言葉の羅列
セミナーでは実際の求人票(Before/After)を比較しながら、言葉ひとつを変えることで応募数が2〜4倍に改善した事例が紹介されました。特に効果的だったのは「一日のスケジュール例」や「入社後3ヶ月でできるようになること」といった具体的な未来イメージを盛り込む手法です。
「求人票は採用の入り口であり、会社の第一印象そのものです。そこに投資しない企業が、なぜ応募が来ないと嘆くのか──順番が逆なんです。」(セミナー講師より)
第3部:面接から入社まで「離脱ゼロ」のフロー設計
採用の課題は「応募が来ない」だけではありません。「応募は来るのに内定辞退が多い」「入社したが3ヶ月で辞める」という問題も深刻です。第3部では、内定承諾から入社・定着までを一気通貫で設計するフローが紹介されました。
ポイントは大きく3つです。
- 面接を「選考」から「相互理解」の場に変える──候補者が「この会社で働きたい」と感じる体験設計
- 内定後のフォロー連絡を仕組み化する──内定通知後に連絡が途絶えると辞退率が急上昇する
- 入社後90日のオンボーディングプランを事前に設計する──「なんとなく入社して、なんとなく辞める」を防ぐ構造的な仕掛け
特に注目を集めたのが「内定者への個別動画メッセージ」の事例です。経営者が直接カメラに向かって「一緒に働けることを楽しみにしています」と語りかける動画を送るだけで、内定承諾率が大きく改善したというデータは、参加者に強いインパクトを与えました。
Q&Aセッション:参加者からの生の声
30分のQ&Aでは活発な質問が飛び交いました。主なやり取りをご紹介します。
Q:求人媒体はどれを選べばいいのか?
A:業種・職種・ターゲット層によって最適な媒体は異なります。まず「誰に届けたいか」を明確にしてから媒体を選ぶ順番が重要です。媒体ありきで採用設計を始めると、ほぼ失敗します。
Q:小さな会社でも採用ブランディングはできるか?
A:むしろ小さな会社のほうが有利な部分もあります。社長の顔が見える、意思決定が速い、入社後に裁量が大きい──これらは大手にはない魅力です。それを言語化・可視化することが採用ブランディングの本質です。
Q:採用コストをかけずに改善できることはあるか?
A:求人票の文言改善・面接官トレーニング・内定後フォロー連絡の仕組み化は、コストをほぼかけずに今日から始められます。まずここから手をつけることをお勧めします。
参加者の声──セミナー後アンケートより
セミナー終了後に実施したアンケートでは、参加者から多くの前向きなフィードバックをいただきました。
- 「求人票を見直すだけで応募数が変わると聞いて、早速今週中に書き直そうと思いました」(製造業・代表取締役)
- 「面接を相互理解の場と捉え直す視点が新鮮でした。明日の面接から意識を変えます」(サービス業・人事担当)
- 「内定後フォローがいかに重要か、データで見てはっとしました。すぐに仕組みを作ります」(小売業・総務責任者)
株式会社SOAができる、あなたの採用支援
株式会社SOAでは、今回のセミナーで紹介した採用戦略の設計から実行支援まで、一貫してサポートしています。
- 求人票の改善コンサルティング──言葉・構成・訴求ポイントを徹底的に見直します
- 採用フロー設計支援──応募〜内定〜入社〜定着までを構造化します
- 採用ブランディング支援──自社の魅力を言語化し、求職者に届く形に変換します
「採用に悩んでいるが、何から手をつければいいかわからない」という方は、まず無料相談からお気軽にお問い合わせください。秋冬採用の準備は、いま始めることが最大の競争優位になります。